おうちdeひとりえいがpart2
part1に続きまして
part2です!
現代の社会問題をテーマにする映画
・わたしは、ダニエルブレイク(I Daniel Blake)~人生は変えられる、隣の誰かを助けるだけで~
※「貧困」と「格差」そして最低限の尊厳。自分が経験してないだけで、現実にはタフな世界がたくさんある。けどそんな中でも失わない「優しさ」にグッとくる映画。
前作の『ジミー、野を駆ける伝説』を最後に映画界からの引退を表明していた、イギリスを代表する巨匠ケン・ローチ監督。しかし、現在のイギリス、そして世界中で拡大しつつある格差や貧困にあえぐ人々を目の当たりにし、今どうしても伝えたい物語として引退を撤回してまで制作されたのが本作『わたしは、ダニエル・ブレイク』である。
複雑な制度に翻弄され、人としての尊厳を踏みにじられ貧困に苦しみながらも、助け合い生きていこうとするダニエルとケイティ親子との心の交流が世界中を感動と涙で包み込み、カンヌ国際映画祭では、見事、『麦の穂をゆらす風』に続く2度目のパルムドールを受賞した。労働者や社会的弱者に寄り添い、彼らを取り巻く厳しい現実と、それでも今日を懸命に生きようとする人間たちを描き続けてきたケン・ローチ監督の集大成であり最高傑作との声が相次いでいる。
・万引き家族
~盗んだのは、絆でした~
※たくさんの人が観たであろう名作。
リアルにあるいろんな問題が詰まってた。
子どもはほんと純粋だし、子どもなりにいろいろ見えてるし考えてるんだろうなって思う。
福祉とか専門分野の人が観たらこの映画はどう見えるのか気になる。
生計を立てるため、家族ぐるみで万引きなどを重ねていくうちに、一層強く結ばれる一家。だがそれは、社会では許されない絆だった。人と人との関係が希薄な今の時代に、『誰も知らない』『そして父になる』などで、様々な家族の形を真摯に見つめ続けてきた是枝監督だからこそ描ける、真の〝つながり”とは何かを問う、衝撃と感動がひとつになる稀有なる作品が誕生した。
・帰ってきたヒトラー
~この映画、笑うと危険~
※現代に蘇ったヒトラーが、ヒトラーのモノマネ芸人として大ブレイクする物語。SNSで拡散され大衆の心を掴んでいく過程がリアルで震える。笑える震える考える映画。
実際にヒトラーがドイツの市民にインタビューしていくドキュメンタリー要素もあって、いろんな状況が垣間見れるのもすごい。
・女神の見えざる手(miss Sloane)
~彼女がアメリカを「毒」で正す~
※ロビー活動や銃規制法などをテーマにしながら、息をのむ展開を楽しめるサスペンス。実際にこうなればいいのにって思いながら観てた。
最後の衝撃は半端ない。
・彼女の人生は間違いじゃない
~答えの出ない今を、踏みしめて進む~
週末、渋谷でデリヘルのアルバイトを終えたみゆきは、平日の生活に戻るため高速バスに乗る。父と二人で暮らす、福島の仮設住宅に帰るために。
※とってもリアル。そしてどこにいても起こりうる普遍的な物語。
父親の叫びと原発職員の心境が特に響いた。
劇中に出てくる、ツボを売る霊感商法や卒論を書くために他県からやってくる大学生、補償金をパチンコにつぎ込む人々など、実際に現地で聞いたエピソードだそう。あと監督のコトバがさらに響くから、観たらHPもしっかり読んでほしい。https://gaga.ne.jp/kanojo/
どこにいても、満たされて生きている人なんて、実はそんなに多くはいない。
・はじめてのおもてなし(Welcome to Germany
~異国からの来客に、家族が驚いた。困った。でも、笑った。~
ある崩壊寸前の家族と突如受け入れたアフリカからの難民の青年との物語。笑って、考えて、笑う映画。難民問題がテーマにしながらとっても笑えて温かい映画。
・30年後の同窓会(LAST FLAG FLYING)
~からっぽだった心が、かつての友に満たされる~
イラク戦争で戦死した息子を旧友と一緒に引き取って帰ってくるまでのロードムービーを描きながら、反戦のテーマも感じる映画。戦争帰還兵の苦悩が垣間見れる。また、戦死した家族は英雄で誇りなのか。いろいろ考えながらも、観てて暗くなり過ぎないユーモアにあふれる映画。
戦争系
・この世界の片隅に
~大切なものを失くしても、私はここで生きていく~
戦時中の日常を描いてる物語。
そこには普通の日常があって、そしてその日常が変わっていって、崩れていって、意味がなくなったりして、けど生きていく、明日も明後日も。
自分もそんな世界の片隅に生きているんだなって思う。
・ある戦争(A War)
~正義の決断が、許されない罪を生んだ~
こんな戦争映画があるのかという感じ。
過酷な戦場のリアルさを描きながら正義と命の尊さを問い、一人の軍人とその家族を描くヒューマンドラマ。リアルで心が痛くなる。
・アイ イン ザ スカイ 世界一安全な戦争(EYE IN THE SKY)
~戦争は会議室で起きている~
無人機やドローンなどを利用し離れた場所から戦争をすることができる。安全な場所。けど様々な命が天秤にかかってる。会議室での答えと、ボタンをおす指で天秤の行方が決まる想像を絶する過酷な場所。戦争は会議室で起きている。緊迫感が半端ない映画。
とにかく「いい!」系
・あん
~私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれてきた
・・・だとすれば、何かになれなくても、私たちには、生きる意味があるのよ~
※元ハンセン病患者の女性が尊厳を失わずに生きようとしていく姿を描く物語。樹木希林最後の主演作。この人は半端ない。温かい気持ちで包まれてく感じ。
・しゃぼん玉
~これからが、これまでを変えていく~
罪を犯し逃亡中の主人公が、逃亡先で出会ったおばあちゃんや村の人たちと過ごす中で再起を決意していく様子を描く物語。市原悦子がすばらしい。日本っていいなあ、自然っていいなあ、おばあちゃんっていいなあ、帰る場所っていいなあ。って思う。
・シングストリート 未来へのうた
~未来を選べ~
『はじまりのうた』の監督作品。劇中の曲が素晴らし過ぎる。めっちゃ好きな映画。
・言の葉の庭
~愛(あい)よりも昔、弧悲(こい)のものがたり~
新海誠作品で一番好きな映画。この映画みてから雨の日は主題歌を聴いて通勤するって決めた。秦基博もほんと天才。
・風に立つライオン
~時代と国境を越え、受け継がれる命のバトン。名曲から生まれた物語~
大沢たかお×三池崇史監督再び!映画『風に立つライオン』予告編
ケニアで活躍した実在の医師の話を基にさだまさしが作った曲から生まれた物語。
・光
~やがて見えなくなるあなたが、沢山のものをみせてくれた~
音声ガイドの仕事をする主人公と、視力を失っていく天才カメラマンとのラブストーリー。映像がとってもきれい。
光をくれた人(The Light Between Oceans)
~孤独だった僕の人生を照らしたのは、君の愛だった~
ファスベンダー&ヴィキャンデルが夫婦役…映画『光をくれた人』予告編
他人の子どもを自分の子として育てようとする灯台守の夫婦の愛と葛藤の日々を描く物語。
中盤が切なすぎる。『愛は与える。愛は奪う。そして愛は赦す。』「赦し」がテーマな気がした。
・アンクルドリュー(uncle drew)
~爺さん、半端ないって!~
NBA選手が特殊メイクで老人になって、若者相手に超絶テクを見せたCM基に映画化。元NBAのレジェンドが大集合してて、なんかテンション上がる。そして笑える。
part1,2振り返ってみると秦基博が4本の映画で主題歌歌ってる。
すげえなこの人は。そして内容の魅力が際立つ。
どうしてもまた観たいけどamazonプライムにない映画もいっぱいあるから、
また機会あればそういったのもまとめれるといいなあ。
はやく、また映画館行きたいね。